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IBD(炎症性腸疾患)と留学

潰瘍性大腸炎やクローン病の人のための留学参考ブログ
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05,05

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2009
06,14
今日は留学中に三十路に突入するか、三十路以降に留学するIBD患者さんに向けたお話です。

二十代のうちは公的な健康保険に加入でき、健常者と同じ支払いで手厚い保障を受けていられるのに対し、私的な健康保険に入らざるを得ない三十代は、いろいろと面倒。
今のところ考えられる選択肢は以下の三つ。一つ目は現実的ではありません。

1.私的な健康保険に加入できても、月々の支払いがドイツと日本の飛行機往復代くらいかかる。

2.大学の中で三十路以上の学生向けに私的保険を運営している機関があるが、保障が弱い。持病は全て自費になるなど、IBD患者にとってはリスキー。しかし月々の支払いが安いため(30Euroくらいでした)、IBDをコントロールできているタイプの人にはこちらでもよいかも。突発的な病気でも薬は自費でとりあえず支払い、書類とレシートを組合に送付して、後日お金が銀行口座に戻ってくる、という非常に面倒なシステムでした。

3.ドイツ中のStudentenwerk(互助会)の集まった団体でやっている健康保険に入る。UNION Versicherungsdienst GmbH という会社が運営している。BasisとOptimalの二つのコースがあり、Optimalのコースに加入すると、加入後2年以降は持病の治療も保障される。他にもいろいろとBasisに比べて保障が厚い。
月の支払いは、女性65,50 €(Basis)、 86,40 €(Option)、男性44,00 € (Basis)、48,10 €(Optimal)。女性の方が値段が高いのは、他の健康保険でも一緒です。婦人科など、男性よりお医者さんにかかる機会が多いからではないでしょうか。

私が所属していた大学は互助会の集まった連合に属していなかったため、3つめの情報が得られませんでした。知っていたら絶対Optimalのコースに加入したのに…。

外国人向けの、健康保険についての情報(ドイツ語)
http://www.studentenwerke.de/main/default.asp?id=09210#link5

三つ目の健康保険のパンフレット(PDFが開きます。上がドイツ語で下が英語のURLです)
http://ecclesia.onix.de/freizeiten/Krankenversicherung_PDF/flyer_kv_aus_studi.pdf
http://www.union-verdi.de/1024/union/reise-service/Krankenversicherung_PDF/flyer_kv_aus_studi_englisch.pdf
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私的保険
monakaさん、お久しぶりです。
おかげさまでこちらでの生活もようやく軌道に乗り始めました。
今日の健康保険のお話も興味深く読ませていただきました。
とりあえず、と大学から斡旋された私的保険に、私は加入しているのですが、このタイプの保険だと、何か事務手続きが必要の時に、いちいち「公的保険会社」が発行する「私的保険会社の正規の加入者である証明書」が要求され、面倒です
(開き直って、いちいちコピーを渡すのもひとつの手ですが…)。
すこしIBDと保険の話からは外れてしまいましたが、
Studentenwerkの保険の可能性も探ってみようと思います。

キノコ: 2009.06/16(Tue) 00:34 Edit
Re:私的保険
キノコさん
こんにちは。書き込みありがとうございます。生活に慣れてきて、よかったですね。
ErdbeerenやKirscheなど、旬の食べ物がいろいろ出てきて楽しい季節ですね。
Spargelはまだ出てますか。あれ、好きなんですよねえ。
私的保険会社についていくつか質問があります。
この問題はいろいろ複雑なので、Beispielがあればあっただけいいかな、と思っているので、
キノコさんの場合を教えていただけると、とても助かります。
差し支えない範囲でよいので、以下の項目についてお返事をいただけますか。

・契約期間が決まっていますか、また、それはどの位ですか。
・月々の支払いは、毎月引き落としですか、それともまとまった期間分を振り込みしていますか。
・私的保険の母体会社は学校と関係がありますか、それとも全く関係ありませんか。
・最初の契約の際に、持病について何と言われましたか。
・持病があることを申告して加入しましたか。
・キノコさんは30歳以上ですか、以下ですか。
・留学はあと何年位続きそうですか。

「証明書」の件は、保険会社に問い合わせして、コピーでよいか確認するか、三ヶ月毎(4.6.9.12月)に新しい証明書を送ってもらったほうがいいですね。IBD以外の急病も考えられますし。ほんと、この問題はややこしいです。。
2009/06/17(Wed) 08:14
私的保険
monakaさん
色々なBeerenが沢山出て始め、目移りしてしまいます。スーパーで「ルバーブ」(赤いフキのような果物)が売っていましたが、結局食べ方が分からず...。来年はチャレンジしてみようかと思います。Spargelは一時期より見なくなってしまいました。

お答え出来る範囲でお答えします。
まず契約期間と支払いですが、私の保険会社のは最低契約期間が一年間、そして一年目は掛け金が安く2年目以降値上がりします。
また、30歳未満と以上で月の保険料が異なります(月にして、20ユーロくらい30歳未満のほうが安い)。
また加入後8ヶ月以内は、妊娠・出産、歯科領域(新たになった虫歯は治療されるが、もとから持っている虫歯の治療はダメ)などの医療行為はカバーされません。
支払いは月々、銀行口座から引き落とされます。
大学の事務の人に聞いて、うちの大学の留学生がよく使っている保険を、幾つか提示してもらい、その中から選び、インターネットで申込みました。
(但し、経営母体は全く大学とは関係ありません。また、提示してもらった私的保険は全てインターネット申込でした。このあたりの申込の手軽さが、いちいち証明書を要求される所以な気がします)
友人に聞くと、どの保険を選べばよいかと聞く場合、同じ大学内でも所属先が違うと、提示される保険が異なるらしく、ほとんど同じ状況の友人は公的保険を提示されたようです。
また私の場合、この保険の加入期間が、そのまま申請可能なビザの期間でした。
以上が私の私的保険関係の話になります。
私は30歳未満で、IBDがあるのは主人です。
同じ大学に所属していますが、主人については、私と身分が異なるのもあるのか(私:学生、主人:博士号所持)、教授から渡された証明書兼契約書のようなものを持って、大学内にある技術者向けの公的保険会社に行き、加入していました。なぜか持病なしの私は、窓口の人に「高いから安い保険会社にしなよ」と言われ私的保険会社になりました。
(確かに私的保険の私の月々の支払いよりも結構高いです。)
よくはっきりとはわかりませんが、その人のバックグラウンドや、保険会社の窓口の人のキャラにもよって、スムーズに行くかどうかが決まる気がします...。
ありがたいことに、まだこちらで病院を受診する機会がないので、それぞれの保険でどの程度カバーされるかが分からないのですが、(特にIBDがどのように扱われるか)一般的に友人の話だと、普通の私的保険よりは、やはり公的保険のほうが手厚いようです。

長くなり、申し訳ありませんでした。
キノコ: 2009.06/18(Thu) 06:09 Edit
Re:私的保険
キノコさん
ありがとうございます。ご主人がIBDだったのですね。30歳以上女性だと、病気のリスクが高くなるので、持病に関係なく保険料が高いですね。ちなみにご主人は三十歳以上ですか?もしそうなら、IBDで三十路以上にも公的保険に入れるという例外が出てくるので、とても気になります。総じて博士号を持った上で、研究員としてドイツに行く場合、学生ではなくて勤め人ということになって、いろいろと優遇されます。
Rhabarberはふきのとうみたいにすじを取ってから下茹でし、シロップ漬けにするかたくさんの砂糖で煮て、ケーキの材料にするのがおすすめです。それでも私には酸っぱくて、こうして説明しているだけでよだれが出てきます。シュウサンが多いのでIBDにはよくありませんが、旬のものですし、ちょっと位ならいいかも?Shafskälteと聞いていますので、風邪ひかないよう、お気をつけて!
2009/06/18(Thu) 20:15
無題
monakaさん
かれこれ3年くらい前に一度、以前のブログにコメントさせてもらったことのある ともりん と申します。
その頃も、主人のドイツ転勤があるかも!?という内容だったと思うのですが、実は、今度こそ現実のものになりそうで、monakaさんを思い出しました・・・

私自身がUCで、発症9年で4年前に2ヶ月の入院。白血球除去・ATM,9ヶ月前より広島漢方という経歴を経て、ようやく普通の生活をつかみ始めている状態です。ですが、広島の先生にも‘かなり効きの悪い患者‘という印象を持たれているようです・・・

保険の話とは離れてしまうのですが
実は今、主人の赴任に同行するか・日本に残るかで話し合いをしているところ(涙)。とても悩んでおります。
子供がひとりおり、子供は主人と離れたくないと主張していますが、私自身の体調を考えると、二の足を踏んでしまいます。
私は、海外生活経験もあり、外国生活大好きだったのですが、この病気になってからは、すっかり自信をなくしてしまっています。
我家の問題としては、私の体調以外にはなんら問題はないという状態で、私次第・・ということです。

今は、広島の先生にもご意見を伺っている最中なのですが、まだお返事着ていません。
体調はというと、ストレス・気候の変化・対人問題とかあると、やはり過敏になりやすく、すぐにお腹に偏重をきたすものの、治りも早くなっていますが、出来れば主人に同行したいと思う気持ちでいます。
ドイツはフランクフルトが赴任先になりそうなのですが、monakaさんはどう思いますか?
一意見として、お考えをお聞かせいただけませんか?
身内の者は、家族は離れずいた方がよいし、絶対に行くべきだと皆言います。ですが、何年になるかわからない赴任だし、家財道具もある程度処分もしなければならないし、簡単には止めて帰るわけにいかないというプレッシャーもあります。
どうぞ、アドバイスいただけませんか?
宜しくお願い致します!

ともりん: 2009.06/20(Sat) 22:20 Edit
Re:無題
ともりんさん

こんにちは。お久しぶりですね。覚えています。その後どうなったかなーと気になっていました。
広島漢方で持ちこたえているとのこと、よかったですね。お薬は海外でも送ってもらえるみたいです。海外に行くかどうかのアドバイスは、広島の先生にはできないと思います。私にも無理です。ともりんさんの気持ち次第です。ともりんさんの文章から察するに、ついて行く方により気持ちが向いています。背中を押して欲しいような気持ちも見てとれます。何年の赴任になるかわからないとありますが、一時帰国はいつでもできます、とだけ言っておきましょう。

情報をまとめておきます。

Frankfurtについて。外国人がたくさんいます。登録されている市民の20パーセントは外国人です。日本人もたくさんいて、日本人ご用達のお店がたくさんあります。お刺身だって、薄いお肉だって、Frankfurtなら問題なく手に入ります。日本食専用のスーパーや料理屋もあります。JALのFrankfurt支店には、日本の本やビデオの貸し出し、物の売り買いなど、便利なものがたくさんあります。お金があれば、ドイツ語ができなくても不自由ない暮らしができるだろうと想像できます。海外の赴任妻の日本人社会は閉鎖的と聞きます。人間関係でうまくやっていこうとすると、気持ちが疲れるかもしれません。が、お子さんがいらっしゃるとのことですので、現地の生活に入りやすいのではないかと。それはそれで大変ですし、子供には少々ハードかもしれませんが。

医療について。旦那さんがお仕事で行かれるので、旦那さんの健康保険は問題ありません。ともりんさんの分の保険がどこまでの治療を保障してくれるかが肝心です。CUの治療が保険の対象にならなくては、意味がありません。保険の対象になれば、あとは現地でいいお医者さんを見つけるだけです。お医者さんの見つけ方は次の記事にアップします。

引越しについて。お金があれば、引越し業者さんにすべてお任せすることも可能です。個人的にFrankfurtに赴任中の引越しやさんを知っています。私は使ったことがありませんが、大手の会社の方です。必要であればご紹介しますよ。自分でがんばって体調を崩す位なら、お金を使って人にやってもらうのもひとつです。

不安が勝つなら行かなければいいし、それでもやってみようという気持ちがわいてきたら、是非チャレンジして頂きたいと思います。ベストな回答が見つかりますように。
2009/06/21(Sun) 10:50
公的保険と私的保険
monakaさん、こんにちは
このブログからいつもたくさんの情報や勇気をもらっています。

私は今年の8月から一年間、ドイツに留学をしようと考えています。

現在21歳で、ドイツの公的保険に入り生活しようと考えていました。が、大学の教授から公的保険と私的保険では医者の待遇がまったく違うと話を聞き、非常に不安を覚えました。

日本の保険AIUでは持病の分の保証はなく、他の病気の場合のみ保証が効くとのことでした。

それでも日本で一応AIUのような海外保険に入っておいたほうがよいのでしょうか?
とみょ: 2009.06/24(Wed) 14:19 Edit
Re:公的保険と私的保険
とみょさん
こんにちは。書き込みありがとうございます。
大学教授というのは日本人ですか、それともドイツ人ですか。また、IBDを患っていますか。
よく事情を知らない人は、何でも保険をつけておいたほうがいいよと言うのですが…。
IBDを持っていますと申告して受け入れてくれる私的保険は皆無です(50社に電話して確認済)。
AIUの留学保険にメリットを感じません。実際加入して使ったことがある人を一人しか知りません。その人はお買い物に夢中になってスリにあったため、保険を使いました。ちゃんちゃん。
ドイツで公的保険に入れれば、ドイツで認可されている治療は全て無料になります。知らない人について行かない、荷物を置きっぱなしにしない、高価なものを持って行かない、これだけ気をつければ、AIUは必要ありません。
一年間の留学とのこと。虫歯の治療をしっかりしておけばだいじょうぶですよ~。楽しい留学になりますように!
2009/06/24(Wed) 15:23
アドバイスありがとうございます
monakaさん、コメントありがとうございます!
お返事遅くなってすみません・・・
お陰様で、保険という大事なことに気づかせて頂きました。しかも、それがとても高いハードルだってこともです・・・
その後、広島漢方の先生からは連絡が来て、先生はドイツでも私と同じように、漢方を服用しながらお仕事をしている患者さんが居ることや、先生は出来るなら行ってみて下さい、とのコメントを頂きました。
ですが、保険ですよね・・・
このところ、国内の生命保険の更新が出来ないって話しを、保険屋さんに話したところでしたし、この病気になって「やっぱり健康って尊い」と痛感する機会ばかりです。(涙)
monakaさんの感じる通り、私としては病気のことさえなければ、渡航する気満々です。(笑)
しかも、医師からもそう言われればなおさら。
ひとまず、主人の赴任が確定されたときには、会社側がどういった保険に加入させているか等、きちんと調べてもらい、同行するか否かを決めたいと思います。
危険を冒してまで、無理に渡航するのは出来ない身分ですしね・・・
今後も現地のお医者さんの探し方等、アップされるという内容も参考にさせてもらおうと思いますし、いろいろご相談させてもらうことあるかも知れません。どうぞ宜しくお願い致します!
ともりん: 2009.06/26(Fri) 10:01 Edit
Re:アドバイスありがとうございます
ともりんさん
書き込みありがとうございます。
いろいろ心配かもしれませんが、お腹にストレスを与える考え方よりも、「人事を尽くして天命を待つ」作戦がよいと思います。健康保険のハードルの高さは、意外と低いかもしれません。なぜなら、旦那さんに持病がなく、しかも「仕事」で行くからです。その妻の保険はどうなるのか、会社の方を通して、更にドイツ語に精通している方を通して調べてみてください。私もお手伝いできることがあれば喜んで。
もし行かれるのであれば、医療や保険の最新事情を、「赴任についていく妻」のケースのひとつとして(留学ブログなので例外的になってしまいますが)教えて頂ければ幸いです。
2009/06/26(Fri) 20:44
Re:アドバイスありがとうございます
monakaさん
そうですね。monakaさんの言うとおり「人事を尽くして天命を待つ」その境地になりつつあったところです。転勤話しをもちかけられてからというものの、調べに調べつくしていましたが、もうここまで来ると相手の出方を待つしかない状態になりました。これも私の性格なのでしょう(笑)。
駐在妻関連のHPなどを見ると、現地での世間の窮屈さなどのストレス話しがよく見受けられますが、東京生まれで、この10年地方都市(小さな町です)での生活をしていた私にとっては‘狭い人間関係‘は、ある程度想像できているので、あとは運だけです。
正式な辞令が出たら、流れに身を任せるつもりでやっていくつもりになりました。
ここのところ、急に暑くなってきましたし、monakaさんも体調には気をつけて下さいね。
また、宜しくお願いしますね!
ともりん: 2009.06/27(Sat) 11:04 Edit
Re:Re:アドバイスありがとうございます
ともりんさん
時間がたてば答えはおのずと出てきますから、気楽にいきましょう。
ドイツの夏はさっぱりしていていいですよ~。日本にいるよりもお腹がよくなるかも?
都会のFrankfurtにも、ちょっといけば自然がたくさんあります。
家族で楽しめることもたくさんですよ~。
2009/06/27(Sat) 19:34

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